薬剤師の服薬指導:ケトプロフェンは夏場特に注意!

薬剤師の服薬指導:ケトプロフェンは夏場特に注意!

薬剤師の仕事のうちでもっとも重要な仕事のひとつに服薬指導があります。 服薬指導は患者さんと直接かかわる仕事であり、そこから患者さんの情報を得られることも少なくありません。

患者さんによっては医師に遠慮をしてしまって、言いたいことを言えず、聞きたいことを聞けずという人もいます。そうしたとき薬剤師は専門家でありながら、患者さんが心を開いて相談してくれるような存在でありたいものです。

服薬指導については、基本的には注意を促す内容などは決まっています。 しかし中には季節によって指導の仕方が異なるもの、より一層指導しなければならないものがあります。 夏場の服薬指導で特に注意が必要な薬剤のひとつが「ケトプロフェン」です。

ケトプロフェンは非ステロイド抗炎症薬(NSAID)であり、高い抗炎症作用を持っています。 パップ剤、テープ剤のほか、軟膏、クリーム、ゲル、ローションなど様々なタイプの外用薬として発売されているのです。効果が高く、手軽に使用できるので整形外科や外科に限らず、多くの診療科で処方されています。

一方、ケトプロフェンの問題点として「光線過敏症」がしばしば問題となります。 これは紫外線にケトプロフェンがさらされることによって、皮膚に炎症などを起こすという症状です。 ひどければ治るのに時間がかかるだけでなく、跡が残ってしまうこともあります。

特に注意しなければならないのが、ケトプロフェンを含む外用剤を取り除いた後です。 湿布剤などを剥がしたため、患者さんは日光にさらしてしまい光線過敏症や皮膚炎を起こすという事例が発生しています。

湿布剤などをはがしても皮膚にケトプロフェンの成分が残っていれば、光線過敏症などを引き起こすことがあることをきちんと指導しておくことが重要です。

光線過敏症は紫外線の量が多くなる夏場に多くなります。 白など色の薄いTシャツ1枚では光線過敏症を防ぐことは難しいので、色の濃い厚手の服を着る、UVクリームを使用するといった指導も必要になってくるでしょう。

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